研究の締めくくりは論文発表
学術大会でのヒントとなる質疑応答
学術大会での発表も終わり自信もついたことだろう.学術大会で見かけると「なんか怖そう」と思うような方々も話してみると同じ研究分野の「同志」となることが案外多い.
学会発表の時、そんな「同志」の方々との質疑応答で議論したことを思い出して見よう.何かしらヒントはあるはずであるがいかがかな?
僕の研究は純粋な医療系の人たちには分かり難いらしく,医師とか先輩とかに「それ意味ないんじゃない」ということを言われていたなあ.最初の論文の時に僕の恩師に出会って,研究材料と認めて貰えて,それから論文作成のいろはを丁寧に教えて頂いた.それで,米国の論文雑誌に載ったもんなあ.「あなたはラッキーでしたね(そう上手くは続かないよ)」と恩師に言われたものの,苦労してまとめた甲斐があってうれしかったな.そして,2度目の論文は,投稿して駄目だったっけ...
というか,何の話だったっけ?そうだ,ヒントがあるっていう話だ.私の過去においても,周りの意見を聞いてやっていた.医師とか先輩とかに「こうやってやったらいい」と言われて「客観的なデータになるかいな.主観的やん!」ということ以外は,概ねヒントが隠されてるかもしれないと思いながら研究してましたよ.これがその時のヒントだった,ということは思い出せないけど...
とにかく,研究のヒントとなるようなものは何でもアタックしてみるべし.
そして,追試をしてみるか,論文中の考察に書くか,つぎの研究のネタにするか,共同研究者に相談してみよう.
論文雑誌を決めよう.日本語、英語,どっち?
論文雑誌は,自分の入っている学会の雑誌が通りやすいと思うが,通常impact factorが高い論文雑誌(おいそれと通らない雑誌)にダメもとで出すものらしい.でも,論文投稿して評価を待ってる間,或いは雑誌の査読者の評価結果がどーにもこーにも悪く「他の雑誌に乗り換えるかー」となった場合の準備期間,時間がもったい.なので,そこそこ受かりやすい雑誌の目途を学術集会の時とかテーマの選定の時の文献調査時につけといたら良いと思う.
また,1stはこの雑誌に投稿,2ndはこの雑誌に再投稿となった場合,雑誌のフォーマットが似ているものが作りやすいと思う.とくに参考文献とかめんどくさい.また,あとで「論文に役立ったアプリ」について書きます.
雑誌のフォーマットに直そう.著者ガイドラインを守ろう
序論(Introduction)から結論(conclusion)まで書こう.
さあ,ようやく「書く」という段階に入った.「なにから書こうかな」と思うかもしれないが,書き方は適当でOK.図(Figure),表(Table)が好きなら結果から書けばよいし,考察が心配で夜も眠れんということならそれを先にしても良いし,今日の気分はIntroductionで明日になったら気分次第で,という風にもできる.場合によっては数か月かかることもザラなので,焦ることはなくゆっくり取り組んだらよいと思う.
でも自分ったら焦るよね.「1ヶ月もたったのに結果と序論しか書けてない!」と...共同研究者が「ゆっくりやらんかい」といってくださるのもよくわかるなあ.僕も1週間放っておいた論文もそろそろやらないけんなあ.焦らずこつこつやろう.
詳細は,またあとで書きます.
4.2. 論文詳細を参考に!
Introduction, Materials and Methods, Results, Discussion, Conclusion.
16-Oct 2020
30-Nov 2020 改訂1