考察,Discussion

2021年1月13日水曜日

4. 研究 4.2. 論文詳細

t f B! P L

 一つの例として理解してほしい,,,

 考察は,まず,序論から述べてきた目標を「本研究では,・・・なことを具体的に示した」みたいな形で書き,また,結果よりもできるだけ短くまとめる.それで,「XXらの研究ではYY%であり,我々の検証結果はZZ %とほぼ同じであった.」という比較を行う必要がある.

 諸先輩方の研究と比較してどうだったか,諸先輩方も同じような結果が出ているってどうよ,か,諸先輩方と違ったデータが出たということはスクープだ,みたいなことも言え論文としての箔が付くのだ.

 また,「一つの可能性として,・・・・言うことが考えられ,我々の研究の方が,・・・対象の問題とか疾患名の問題とか技術の問題とか・・・といえるかもしれない」みたいな可能性も書いてよい.

 そして,「ただし,より正確にIMとimaging intervalを推定するにはxxxする必要があると考えられる.」みたいに,今後の課題を挙げておくのもいいかもしれない.


 最後に,「我々の示した・・・という事象は,あーんなことや,こーんなことに利用できる可能性があり,また,本研究では命中率はα%であるが今後のAIによる技術革新によりβ倍にできる可能性があり,治療技術の主流になる可能性がある.」的なことを書いた方がよいらしい.

 まじめな日本人よりはガンガン前に出ていく外国人みたいな方が喜ばれるし,査読者+読者の印象もいいし,論文が通りやすいらしい.



例題

 以下の例題は,いま2人の学者とともに書いている論文(本文は英語).


4.Discussion

4-1 Imaging interval and intra-fraction displacement

我々はa dedicated monitoring systemを用いてimaging intervalとintra-fraction variationをquantitativelyに立証した. 

・・・

V・・・ら[参照論文]はThe typical time between the first and second X-ray verifications is 16 min. のときintra-fraction variation は0.35 ± 0.21 mm, maximum value 1.15 mmであったと報告しており,本研究と凡そ同じであった. 

・・・

ただしより正確に大勢の患者を対象としてIMとimaging intervalを推定する必要があると考えられる. 

・・・

他の被ばくを伴わない照合装置と比べて我々のシステムは,高速である(最大1秒間に15回)、コストが安い,接触測定のため情報量が多い、場所を摂らない等のメリットがある。

・・・

現在我々のシステムは平行3軸を測定可能であるが,将来的にはセンサの数を増やすこと,機械学習を使うことで角度を算出できる可能性がある.また,サイバーナイフ以外の機器にも応用できる可能性もある.



13-Jan. 2021




自己紹介

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2019年に脳出血を発症し(右片麻痺、失語症),2021年に復職しました。生きている事に感謝。 アメブロ : https://ameblo.jp/hirocchan169

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