ついに最終奥義,論文発表! ー 後編

2021年1月27日水曜日

4. 研究 4.1. 流れ

t f B! P L

要約(Abstruct or Summery)をまとめよう

Abstruct or Summeryは大事。文献調査ではそれだけしか見ない場合が良くあるから、真剣にまとめなければならない。また、ガイドラインには文字数が250words-300wordsぐらいで指定してある。出来ることなら情報量を増やしたいからギリギリまで文字を埋めたい。


参考文献をまとめよう

諸先輩方の研究論文と比較する事が客観的な考察になるので、参考文献と自分の研究とを比較することも言うまでもなく大事である。ガイドラインに従いまとめて行こう。

参考文献は大体15本以上有れば良く比較出来てると思う。序論で半分ぐらい引用するのが一般的かなと思う。あと引用するのは考察かな。

論文で役立ったアプリのMendeleyは本当に助かった。あれがないと論文が紙媒体となり、かなり便利が悪い。また、世界の有名な雑誌のフォーマットが入ってるのでコピー&ペーストで何も考えずに貼り付けられる。ありがとうMendeley


何度も見直そう

なるべく客観的に見直そう。この論文初めて見たーという感じで。余裕があれば長い間論文から離れていれば良いんだけど、忘れてしまうかな。


可能なら,学者さんに見てもらおう

学術集会でお友達になった学者さんに可能だったら見てもらおう。見て貰ったら共同研究者に入ってもらおう。学者さんは論文を書くのが仕事なので的確なアドバイスをしてくれる。


またも見直そう

何度となく見直し.結構つらい...


英文校正に出そう

母国語が英語でない限り英文校正は必須である。僕の下手な英語で有れば1本当たり2万円ほどかかった。納期は1週間ぐらい。

最近執筆している論文では,事前査読とカバーレターと英文校正が一緒になったプランを利用することとなった.納期は1週間程度で,金額は10万円から15万円程度(たか!).1年間は再投稿後も英文校正はやってくれるらしい.事前査読は4000Wordsほどの論文で50以上のコメントが付いていて,中には的外れなコメントもあったけど,丁寧に答えると論文の価値は間違いなくUPすると信じている.

予算に余裕があれば,10万円以上する校正メーカーに頼むとアクセプトが早くなるかもしれない.(改訂2)


投稿しよう

投稿は24時間受け付けている。

作者達の氏名、メールアドレスが必要となる。

COI、倫理規定のことも選択しないといけないので、準備をしておこう。参考ー 生命倫理への配慮および個人情報の保護利害相反(COI)

論文本体、図を準備してアップロードに備えよう。アップロードは、作者情報有り、無しの論文を提出した雑誌もあった。また、「この論文は世界で初めてこういうことを明らかにした凄い論文なんです」という売り言葉も準備した雑誌もあった。

最後に提出となったら、アップロードした提出物のPDF確認がある。間違えてたら直そう。

初回は論文投稿に2時間ぐらいかかる。「やばい、図が直ってない!」と言うこともあるから、保存して途中からやり直す事も可能。ここまで来たら落ち着いてやり切ろう。


返事がくるまで待とう

1週間程度で返事が来たらフォーマットが悪いかリジェクト決定であろう。3ヶ月経っても返事が来ないなら忘れられているかもしれない。催促を出そう。催促の出し方はウェブを探せばいくつか出てくる。自分に会ったものを参考にさせてもらおう。


返事が来た!いい連絡、悪い連絡。

雑誌からの連絡は電子メールで来るが、来たら来たで見たいような見たくないような気がする。リジェクトはメール本体に書いてある。残念だが、他の雑誌社をあたろう。

マイナー、メジャーレビューは添付のファイルかメール後半に書いてある。初回はメジャーがてんこ盛りである。査読者に納得して貰うよう頑張って書いて行くことが大切である。言われた通りに直そう。マイナーレビューは、「ここのところの表現を見直して」「文献番号が違うよ」というようにすぐに直すことが出来るレベルである。直ぐに直そう。

初回は直すのに1ヶ月程度かかる。なのでそれ以上かかるようだったら査読者に言い訳を書いてメジャーレビュー(再試験とか)を突っぱねる方法もある。

提出に備えて、カバーレター、直しのある論文、再提出する論文、直したところをピックアップし、編集長、査読者たちに当てた手紙形式のものの計4つを準備しよう。


再度投稿しよう

投稿のときにやったように,アップロードしよう.

あとは,「返事が来るまで待とう」「返事が来た!いい連絡、悪い連絡。」「再度投稿しよう」の繰り返しである.多くても3回繰り返せば必ず道は開ける!と思おう.ふぁいとっ.


めでたくアクセプト

おめでとう,良くやりました。

学術集会からの作業がめちゃくちゃ長いことに気がついたであろう。そーなんですよ。だから論文は難しいのだ。やる人が少なくなるのも分かるけど、やった人にしか分からないことがあるよなぁと思う。

あとは雑誌から、この表現を直したいと言う校正が入るぐらいで、論文の軸を曲げないことは求められている。48時間以内に返信して、さもないと論文は撤回するよ、と言うメールが来るのでちょっと緊張する。もう結果は出てるのだから,らくーに構えて.


パブリッシュ。

このテーマは終了。通常私の場合2年ほどかかる計算だ。


いやー良かった良かった。


17-Oct 2020

30-Nov 2020 改訂1

16-Feb 2021 改訂2


自己紹介

自分の写真
2019年に脳出血を発症し(右片麻痺、失語症),2021年に復職しました。生きている事に感謝。 アメブロ : https://ameblo.jp/hirocchan169

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