ちょっと待って。その研究,既に誰かがやってるかも。
よーやくテーマを絞り込み,学会に入り,行こうと思う学術大会も決めて,あとはデータを取るのみ,やるぞーと思っている研究者たち,ちょーとまったー.
得てして,「それ,だれかやってると思うよ」とイヤーな先輩がいうかもしれない.あとで焦らない為にも,文献調査を進めてみよう.
やり方は簡単で,Web検索でキーワードを入れるのみ.
まずはJ-GLOBAL.https://jglobal.jst.go.jp/
また,医学系の論文では「Pubmed」が有名.僕は論文を書くときは使用させてもらっている.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/
Google scholarもある.Google scholar
Google Schlarで論文がヒットした
とにかく似たようなテーマの文献を探し,読んでみよう.中には有料もあるかもしれないが,それは置いといて無料の文献から調べていこう.学者とお友達になれたら,「あのー,調べたい文献があるのですが...」と行ってみよう.
私のテーマは誰一人論文出してないぞ,という結論が出たら万々歳である.つぎの研究のステップに進もう.そうではない場合,いっぱい論文が出てるぞとなったら,偉大な先輩との差別化を考えてみよう.
通常は・・・・ってやってるが、そこをちょこちょこっと変えてやってみた、的なこととか,よーく見れば枕が変わっているとか材質がプラスチックであるとか,1024ピクセルの画像評価方法を用いたとか.
また,その代わりと言ってはなんだが、論理立てて理屈を考えておかないといけない.学会発表とか論文でも基本的なことほど突っ込まれる.上の例では「ちょこちょこっと」というのは,なにをどのくらい変化させたのか,それを変化させてどうなるのか,どういう意図で変化させたのか,なにを狙っているのか,デメリットは何なのか,et al.
それこそ,偉大な先輩の書いた先行論文を読んで勉強し,貴方の研究のテーマのLogicをまとめよう.先行文献は、序論とか方法とか参考になる点がたくさんある.また,先行論文を読んでアイデアが浮かぶこともある。
この「まとめる」という作業は,論文の新規性にしろ構成にしろ,常に頭の中に考えておかなければならない.
でもね,「まとめる」ことは自分一人で抱え込むことはないよ.共同研究者がいるではないか!まとめは共同研究者と一緒に考えよう.
逃げ道を用意しておくことも大事である!
14-Oct 2020